終戦 04

オルガ「ぅおらあぁ!」
クロト「滅・殺!」
シャニ「ウザいんだよ、オマエ!」
キラ「クソ!こんなところで!」
キラ種割れ
自由、フルバースト
オルガ「おわ!危ねぇな!」
クロト「当たらないよ!」
シャニ「効かないよ」
キラ「このままじゃダメだ!一機に火力を集中して数を減らしたいけど、他の二機をかわせるかどうか…。アスランは?」

アスラン「うおおぉぉ!」
スティング「クソ!強い!」
アウル「スティング!避けて!」
アビス、フルバースト。カオス回避
アスラン「そんなモノに!」
正義、回避しつつアビスに切りかかる
アビス「ヤバい!避けらんない!」
ステラ「アウルー!」
ガイア、正義に体当たり
アスラン「チィッ!」
正義、回避。三機と距離を置く
アスラン「大したことないな。このままいけそうだが、キラが苦戦してるみたいだな…。合流するか…?」
アウル「ねぇ!三機で歯が立たないってどういうことさ!」
スティング「知らん!俺に聞くな!」
ステラ「オルガ達と合流する?」
スティング「情けない話だが、そうするしかないな…」

自由と正義、旧連合と新連合、合流
スティング「スマン、俺ら三機でも押さえられねぇ…」
クロト「いいよ、僕が両方落とすから」
シャニ「何言ってんだよ。アレはオレんだよ」
オルガ「とにかく俺達で何とかするから、オマエらは援護しろ」
アウル「ごめんね、役に立たなくて…」
オルガ「気にすんな。俺達が異常なのさ」
クロト「そうそう、薬とはもう無縁とはいえ、僕達はこの機体用に造られたんだし」
シャニ「そっちはもともと強奪したモンでしょ?仕方がないんじゃない?」
オルガ「ま、その俺達にたった二機で互角に渡りあうアイツらはもっと異常だがな」
ステラ「でも」
シャニ「わかんないの?援護して」
スティング「わかった。俺達はバックアップにまわる」
クロト「頼むよ!」
オルガ「よっしゃあ!行くぜぇ!」



アスラン「キラ!」
キラ「アスラン!ごめん、僕一人じゃ無理みたい…」
アスラン「アイツらの強さは健在みたいだな…」
キラ「うん。っていうか、むしろ増してる感じ。そっちは?」
アスラン「アイツらよりは全然弱い。俺一人でもいけたが、キラが劣勢みたいだっただから」
キラ「ごめん、足引っ張って」
アスラン「いいよ、そんなこと思ってないし」
キラ「ありがとう。で、どうする?」

アスラン「とにかく数を減らそう。あっちも合流したみたいだけど、多分積極的にくるのはアイツらだろうな」
キラ「だろうね。新しい方は多分バックアップだと思う」
アスラン「おそらくそうだろうな」
キラ「どうするの?前線叩く?」
アスラン「いや、バックアップの方にしよう。援護付きだとアイツらとの戦闘がやりにくくなる」
キラ「そうだね。じゃあ、火力集中して一機ずつ落とすよ」
アスラン「わかった」
キラ「行くよ!」

スティング「間違ってもオルガ達に当てるなよ」
アウル「そこまで足は引っ張らないよ!」
ステラ「オルガ達、突っ込んだよ」
アウル「何であんな単純なやり方であんなに強いんだろ?」
スティング「さっきも本人達が言ってたろ?とにかく援護するぞ」

オルガ「落ちろぉ!」
クロト「必・殺!」
シャニ「ウザぁい!」
アスラン「来た!今だ!」
キラ「うん!」
自由と正義、旧三機の突撃を回避。後方の新三機に一直線
オルガ「しまった!」
クロト「逃げるな!」
シャニ「アイツらが…!」

スティング「おいおいおい!こっち来てんぞ!」
アウル「ダメだ!当たんないよ!」
ステラ「間に合わない!」
アスラン「まずは火力の弱いガイアを落とすぞ」
キラ「わかった。行くよ!」



自由正義、ガイアを捕捉
ステラ「あ、あぁ…」
アスラン「これで!」
キラ「落ちろ!」
自由正義、フルバースト発射!
アウル「あぁ!」
スティング「ダメか!?」
オルガ「このバカMS!追いつけねぇのかよ!」
クロト「やめろ!」
シャニ「ステラ!」
ステラ「ネオ…みんな…」


??「コイツはやらせん!」
突如、黄金のMSがガイアの前に現れ、ビームを跳ね返す。
自由正義、回避
アスラン「アカツキ!?」
キラ「ムウさん!?何やってるんですか!」
ムウ「そう怒るな。だが、コイツらを落とさせるわけにはいかないんでね」
アスラン「フラガ大尉、まさか…」
ムウ「おいおい、裏切るとか思ってるんじゃないだろうな?」
アスラン「違うのなら何なんですか?」
ムウ「コイツらはオレが記憶を無くしてた時の大事な部下たちなんだよ」
キラ「え!?」
ムウ「だから一回本部に連れていく。お姫様の許可はもらったよ、相当苦労したけど」
アスラン「でも素直に応じるかどうか…」
ムウ「大丈夫、任しときなさいって」

ムウ「おい、そこのMS六機!戦闘を止めて俺達についてこい」
ステラ「ネオの声?」
オルガ「…みたいだが、仮面してないぞ」
クロト「アレ無いとわかんないし」
スティング「それよりついてこいって言われてもな…」
アウル「ハイ、わかりましたって言うと思ってんの?」
シャニ「あんた誰?」
ムウ「あぁ、そういうことか。ちょっと待ってろ…」
コクピット内でゴソゴソとモノを探すフラガ
ムウ「あった、あった」
六馬鹿「???」
ムウ「俺だよ、俺」
ムウ、仮面をつけてネオ・ロアノークに
六馬鹿「ネオ!!」



ネオとの再会から30分。場所は変わってオーブ軍本部特別会議室。中には六馬鹿、ムウ、キラ、アスラン、カガリの姿が…
カガリ「は?なんだって?」
ムウ「だから出撃前も言ったでしょ?俺の部下だから連れてくるって」
カガリ「それは私も聞いた、ちゃんと覚えている。私が聞き返したのは今、オマエが言った事だ!」
ムウ「ん?」
カガリ「『この六人と例の六機をオーブ軍に入隊させてくれ』って話だ!」

ムウ「あぁ、それね。うん、その通り」
アスラン「フラガ大尉、さすがにそれは…」
ムウ「無理を言ってるのはわかってるさ。でも、そこを何とか!」
カガリ「コイツらは以前オーブを滅ぼしたんだぞ!それをそう簡単に!」
ムウ「そりゃあそうだ。それは俺も許せない。本来なら死刑でも足りん」
旧三馬鹿「!!!」
ムウ「だけどコイツらも逆らえなかったんだよ。薬をエサに脅されてたんだよ。
   当時のコイツらは今と違って薬無しじゃ生きてけなかったんだ」
カガリ「・・・。そうなのか?」
オルガ「まぁ、そうだが…」
クロト「今はいらないけど、あの時は確かに薬無しじゃ生きてけなかったよ」
シャニ「そう言ってんじゃん。頭わるグエッ!」
ムウ「(黙れ!俺の努力を台無しにする気か!)」
カガリ「それでも私は…」
キラ「カガリ」
カガリ「ん?」
キラ「カガリの気持ちはわかりるよ。でも、その滅ぼした三機をまた野放しにするよりは
   オーブ軍に入れて監視しておいた方がいいんじゃないかな?」
カガリ「むぅ、それはそうだけど…」
キラ「それにさっきも僕達が行く前も、あの大群に包囲されても攻撃せずに話し合おうとしてたし。
   きっとオーブを攻撃するなんてないと思うよ?」
カガリ「・・・。どうなんだ?」
クロト「その通りです!」
オルガ「恩を仇で返す気はねぇよ」
シャニ「もう面倒くさいことはしたくない…」
ムウ「本人達もこう言ってるんだ。な?頼むよ」



カガリ「それより先にそっちのもう三人は?オマエ達だよな、あの時新型を強奪したのは。何であんなことを?」
スティング「な、何でって…」
アウル「それは…」
カガリ「どうなんだ?」

ステラ「ネオが命令したから〜」
一同「!!!」
カガリ「ネオ?」
アスラン「フラガ大尉が記憶を無くしてた時の名前だよ」
カガリ「へぇ…」
ムウ「いや、そりゃ俺が命令したけど、俺だってその時の上の命令でやったことで」
カガリ「・・・」
ムウ「と、とにかくコイツらも命令でやっただけなんだ。もう問題も起こさない。な、オマエ達?」
スティング「お、おう」
アウル「う、うん。ないよ」
ステラ「ない〜」
ムウ「聞いただろ、今の。だから頼むよ!」
カガリ「・・・」
アスラン「カガリ」
カガリ「わかった、わかった。認めるよ。オマエ達と機体は今からオーブ軍だ」
六馬鹿「やったぜ!」

カガリ「ただし勘違いするなよ!私はまだ完全に信用したワケじゃないからな!怪しい事したらすぐに…」
スティング「わかってるよ」
オルガ「大人しくしてるよ」
クロト「やった!職に就けたね」
アウル「これで将来安心だね!」
ステラ「ネオと一緒…ステラ…嬉しいな」
シャニ「疲れた、眠い…」
カガリ「こいつら…」
アスラン「まあまあ、カガリ、落ち着けって」
キラ「これから賑やかになりそうですね」
ムウ「ああ、今の数倍は賑やかになるよ」

こうして六馬鹿はオーブ軍に入隊しました




(2スレ目 終戦)